Heimat1話・創作マンガと裏話

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はじめまして。埠頭です。

私は主にツイッターで、ドイツの地域や都市の擬人化創作をしています。

これから「Heimat」というシリーズでマンガを上げていきたいと思っているのですが、こちらのブログでは設定や裏話などを書いていくつもりです。

 

 

統一が非常に遅れたドイツは19c初頭から機運が見えはじめます。1815年のウィーン会議でドイツの国々はドイツ連邦なる組織を発足させますが、それには6国の王国をはじめとし35国+4つの独立都市の計39個の国があったわけです。こりゃ揉めます。

マンガの冒頭に採用したゲーテの一節もこの時代に近いですね。まあこれでもだいぶ数は減った方ですが……。

1871年にようやっと統一されますが、それも22+3の国々の集まりでした。元来の国の爵位はそのままです。日本は廃藩置県で集権化されたので大きい違いですね。

さて、統一ドイツといっても集った国々は千年来の国家もザラ、地方ごとの文化や歴史、方言などアイデンティティの溝が深すぎて結束力がまるでありません。プロイセン大嫌いなバイエルンなんて独立しようとする始末。またさらに再統一後の東西格差が加わり……。最後まで「ドイツ」という一つの国は生まれません。

 

 

 

……と、ここでマンガに移ってください。言いたいこと全部言わせました。

 

 

 

 

さて、ヴァイマルの紹介に移りましょう。

もともとはエルネスト系ザクセン領、首都はヴィッテンベルクでしたが本人の言う通り、弟つまりアルベルト系ザクセンに戦争で負け首都含む広大な領土を分捕られます。仕方がないので代わりにヴァイマルを首都にしてザクセンヴァイマルに。ここら辺はまた後日改めて描きます。気になった人はシュマルカルデン戦争を調べてみてください。

 

ヴァイマルを描くに当たってのキーワードは「クラシック」、古っぽさです。

使ってるスマホiPhone4Sぐらいですね。ライトニングケーブルでもないですし、本当はとっくに使えなくなってる奴です。

マンガの舞台はヴァイマルゲーテハウス、博物館として公開されています。ゲーテが住んでた当時から手が付けられていないものも多くありますね。ソファには座れません。

またゲーテハウスからヴァイマルの駅(エアフルトまでは8分ぐらい)はだいたい1.5kmぐらい、歩いてお話がちょうど終わるぐらいでしょうか。

ちなみにエアフルトテューリンゲン州の州都です。設定では州都の担当は州の担当にもなります。

 

こんな感じでいいのか……?

次回は#2、存在しない都市です。

ご存知の方もいるかもしれませんが、どうぞよろしくおねがいします。

 

埠頭